上の言いなりの上司の話
私は、デジタル回路エンジニアをしています。具体的には、集積回路の設計者で、半導体設計業務なのですが、その業務はとても専門的でした。そんな環境で働いている中、上司と衝突することも多く、上司に対して不満を持つことも頻繁にありました。
私は課長職なのですが、不満を持つ上司は部長です。
その部長は、本部長などから通達された指令をその実現性の可否にかかわらず、そのまま部下である私に伝えてくるのです。
現実離れしたスケジュールを言ってくる
特にもめることが多かったのは、スケジュール問題です。無理難題なスケジュールを押し付けてくるのです。特に私の仕事は専門性が高く、私の上司もその業務ができないので、半導体設計に関するスケジュールは私に任せて欲しいとお願いしていました。
しかし、部長はその上の上司から言われるままに、無理難題を押し付けてきました。本当に嫌でしたし、とても困りました。本部長からのリクエストは全てでした。部下である私の仕事のことなど全く理解しようとしていないことが解りました。
困難なスケジュールを押し付けられると、「じゃあお前自分で設計してみろよ」と言いたくなります。上に立つ上司は、もっと部下の仕事のことを理解して欲しいものだと強く感じました。
上の言いなりの部長クラスってめっちゃ多いよね
こういう問題ってめっちゃ多いと思う。企業の部長クラスってさ。
社長、専務、本部長の言いなりだから。下はマジで困り果てるよね。戦う部長とかあんまりいないだろうね。
エンジニアの世界って1つのプロジェクトを、それぞれの分野の担当が力を合わせて作り上げていく作業なので、スケジュール管理はめちゃくちゃ大切だと思います。
思いがけない問題が発覚したり、リリースしてもバグが生じたりするので安易に、ことを進められないですよね。
ここで大切なのは意思疎通、コミュニケーションですが。これがほんと、難しいです。
部長クラスはビジョンの伝達が何よりも大切
上司は部下の顔色を伺って甘い目標を設定するようでは、会社はダメになるし、本当にいいものはできないかもしれないですよね。
無理難題をこなしてこそ良い商品が実現したっていう例もたくさんあります。
実現するためには、実現したいビジョンを上司が部下に懇切丁寧に説明して共有できていることが前提です。
共有ができていない場合は、無理難題を押し付けられているだけになるのでモチベーションは下がる一方です。
部下がやってる仕事内容や部下の力量など全て理解していることが大切
上司として最低限知っておくべきことは、部下がやっている仕事に対しての理解と、部下に対する理解です。
その業務がどれだけのボリュームなのか、それをやるとどれだけのコストがかかるのか、その業務にはどれだけの人的リソースがいるのか、
リアルに想像できない場合、上司としてマジで失格だと思う。
安易に仕事を受けて、部下にふるってことは反感買うだけです。
まとめ:上司は「理解力」を鍛えなければ駄目だ
上司は業務に対しての具体的な理解、そして部下がやっている仕事の進捗の理解、そしてその部下がどんな力を持っているのかの理解。
理解力が全てだ!!
時には部下に対して無理なお願いをすることだってあります。
ただ、理解できていない人がそれをすると、ただただ部下からの不満が出てくるだけ。
理解があればお願いの仕方も違ってくるし、フォローすることもできるでしょう。すべては理解力だと思う。
なかなか理解力がある上司はいないかもしれないけど、
からなずどこかにいるはずだ!!
ほんと、いろんな人がいますね。今日もがんばろう!